働き方の種類とメリット&デメリット
正社員
正社員とは、雇用期間の定めがないフルタイム勤務の労働者です。企業と従業員の間で直接契約を交わし、雇用保険や社会保険への加入も義務付けられています。非正規社員に対して正規社員と呼ばれることもあります。
メリット
- ・雇用が安定している
 - ・収入が安定している
 - ・福利厚生が充実している
 - ・社会保険に加入しているため、将来の年金額が増える
 - ・社会的な信用度が高く、ローンなどの審査も通りやすい
 - ・研修や業務の幅が広く、成長の機会が多い
 - ・産休&育休が取りやすい
 
デメリット
- ・残業や休日出勤の可能性がある
 - ・転勤や異動がある
 - ・長期休暇を取得しにくい
 - ・勤務時間や休日が決まっている
 - ・仕事に対する責任が重い
 - ・副業がしにくい
 - ・やりたい仕事ができないケースもある
 
嘱託社員
嘱託(しょくたく)社員とは、定年退職後に引き続き雇用する従業員をいいます。非正規雇用のため雇用期限が定められており賞与が出ませんが、定年退職後も働きたい高齢者のニーズを満たすことができます。
メリット
- ・勤務日数や勤務時間をある程度自分で選べる
 - ・主に月給制である
 - ・慣れ親しんだ職場でスキルを発揮できる
 - ・責任から解放され、希望に合わせた働き方ができる
 - ・定年後にも収入を得られる
 
デメリット
- ・契約の更新は確約されていない
 - ・定年前よりも給与が下がる可能性が高い
 - ・これまでの役職から離れることになる
 - ・雇用の不安定さがある
 - ・労働基準法の保護が及ばない場合がある
 - ・仕事内容が変わる可能性が高い
 
契約社員
契約社員とは有期労働契約を締結した社員をいいます。有期労働契約の期間は原則として最長3年と労働基準法で定められていますが、1年の労働契約を締結して毎年更新するのが一般的です。契約社員は正社員と基本給で差を付けてはならないというルールがあります。
メリット
- ・希望の職種につきやすい
 - ・大手企業に転職する際、契約社員としてなら入りやすい
 - ・給与水準が正社員に近い
 - ・ワークライフバランスを保ちやすい
 - ・大きな責任を負うことが少ない
 
デメリット
- ・雇用や収入が安定しない場合がある
 - ・昇給や昇格を期待しにくい
 - ・受けられる福利厚生が限定的である
 - ・会社での裁量権少ない
 - ・ローン審査が正社員に比べて通りにくい
 
派遣社員
派遣社員とは、派遣会社と雇用契約を締結している社員をいいます。就業中のフォロー、社会保険や雇用保険、給与計算は派遣会社が行うため、雇用手続きのコスト削減ができます。
メリット
- ・ライフスタイルに合わせて自由に働ける
 - ・アルバイトより高収入を得やすい
 - ・さまざまな企業で働くチャンスを得られる
 - ・スキルや知識を幅広く習得できる
 - ・すぐ仕事に就ける可能性が高い
 
デメリット
- ・1つの企業で働けるのは3年以内
 - ・雇用が不安定
 - ・取り組める仕事の範囲が限定的
 - ・キャリアアップが難しい
 - ・福利厚生が薄い
 - ・ボーナスがあまりない
 - ・社会的信用が低い
 
パート・アルバイト
企業と直接、非正規雇用契約を結んだ従業員をいいます。勤務時間の応じて時給が発生するため、プライベートの都合に合わせて自由な働き方ができます。
メリット
- ・ワークライフバランスを取りやすい
 - ・正社員、契約社員と比べて、求人件数が多く選べる
 - ・時短、週4などの仕事が選べる
 - ・未経験者OKの仕事が多い
 - ・色々なジャンルの仕事に挑戦できる
 
デメリット
- ・時給もしくは日給制で給与が安定しない
 - ・賞与、退職金がない
 - ・責任のある仕事を任されることが少ない
 - ・正社員と比べ、福利厚生や有休など不利を感じる場合がある
 - ・社会的信用が低い
 
業務委託
業務委託とはフリーランスに仕事を依頼することです。業務委託で働くフリーランスは場所や時間に捉われずに働いており、自由な働き方をしたい人に選ばれている働き方です。
メリット
- ・働き方の自由度が大きい
 - ・得意分野を最も活かせる
 - ・人付き合いのストレスが軽減できる
 - ・やり方次第でどこまでも収入を上げられる
 - ・時間や場所にとらわれない働き方ができる
 - ・ワークライフバランスをとりやすい
 
デメリット
- ・社会保険制度に加入できない
 - ・有給や育休のような福利厚生を受けられない
 - ・労働基準法が適用されない
 - ・収入が安定しない
 - ・社会的信用を得られにくい
 
			
		